痒み・かぶれ
痒み
痒みとは、掻かずにはいられなくなるような皮膚表面の不快症状を指し、その実体は「痛みのごく弱いもの」と考えられています。
皮膚に起こる炎症などによって痒みは生じますが、引っ掻いたりすれば、痒みはさらに増幅します。また精神状態の与える影響も大きく、痒みが気になり出したり、緊張したりすると、痒みはさらに増すものです。
痒みを引き起こす原因・病気は、少なからず存在します。
まずは、痒みの原因を突き止めることが大切ですし、また、掻けば掻くほど痒みは悪化するものなので、できるだけ掻かずに、早めに皮膚科を受診しましょう。
かぶれ
皮膚に直接触れたものが原因となって起こる炎症や湿疹をかぶれ(接触性皮膚炎)と言います。原因となる外的刺激が特定されている場合に、こう呼ばれます。原因が明らかな場合は通常、「うるしかぶれ」「おむつかぶれ」など、原因物質の名前を頭につけて称されます。
原因が明確にならない場合は、「パッチテスト」を行います。パッチテストとは、原因と思われる物質を皮膚に貼りつけて反応を見る検査です。原因物質がわかったら、その物質が含まれるものに接しないように気をつけることが大切です。